アーカイブ | 2月, 2012

韓国プレイヤーのゲームを無料VODで見る。

13 2月

なぜ、様々な国のプレイヤーが居る中で、韓国プレイヤーのVODなのか?
それは、単純に韓国人プレイヤー、および、韓国で活動しているプレイヤーが強いからである。
韓国内でトッププロと呼ばれるわけでもない、一般的なプロプレイヤーを欧米の国へ連れて行けば、その国のトッププロレベルの活躍をすることが出来る。
それが、韓国プレイヤーなのである。

もし、より完成されたオーダー、より洗練を研究したいのであれば、韓国プレイヤーのプレイを見るのが一番良いと考えられる。

1年前、日本から韓国プレイヤーのプレイを見ると言えばほとんどがGSLであり、Live放送は無料で見ることが出来るものの、VODは課金しなければ見ることが出来なかった。

それが今では欧米トーナメントの韓国プレイヤーを誘致、また欧米スポンサーの影響により、韓国のトーナメントが海外に目を向け始め、韓国プレイヤーのプレイをより多く見ることが出来るようになった。
また、欧米の人気キャスターが韓国入りするようになったのも一つの要因だとも言える。

前置きが長くなってしまったが、韓国プレイヤーが数多く参加し、無料でVODが公開されている大会を紹介しよう。

ESV TV Korean Weekly
http://wiki.teamliquid.net/starcraft2/ESV_TV_Korean_Weekly/Season_2

Korean StarCraft2 League Daily
http://wiki.teamliquid.net/starcraft2/Korean_StarCraft_II_League_Daily

Esports Weekly Match
http://wiki.teamliquid.net/starcraft2/Esports_Weekly_Match

IPL Team Arena Challenge
http://wiki.teamliquid.net/starcraft2/IPL_Team_Arena_Challenge/2

FXOpen Invitational Series
http://wiki.teamliquid.net/starcraft2/FXOpen_Invitational_Series

現在定期的に開催されているトーナメントはこの五つである。
Link先はLiquipediaだが、VODへのLinkが書いていない場合はLive放送用のjustinもしくはown3dに録画が残っているのでそこから見ることが出来る。

これだけのハイレベルなゲームが無料で見れるからと言って、プレイする時間がなくなりすぎてしまわないように気をつけたいものである。

Season6 new MAP

10 2月

http://www.teamliquid.net/forum/viewmessage.php?topic_id=310507

肝心のLink先が切れているので、変更される可能性があるが、season6でLadderに追加される二つのMAPが判明したようだ。
Cloud KingdomはGSLでも採用されているMAPで、現状では即3rdが行えないにもかかわらず、ProtossがTerranにもZergにも強いと思われる珍しいMAPだ。

Korhal Compoundは大会ではまだあまり採用されていないが、マクロゲームが行い易いようにデザインされているらしく、これから大会で採用されていくのではないかと思われる。

どのMAPが削除されるのか、もしくは追加のみなのかはまだわからないが、何にせよ、大会で使用されているMAPをLadderで練習出来るというのは良いことではないだろうか。

http://www.teamliquid.net/forum/viewmessage.php?topic_id=271063

http://www.teamliquid.net/forum/viewmessage.php?topic_id=281993

PvZ imbalance? 1upZealot、その先へ。

6 2月

TLPD winrate グラフの1月分が発表されました。
http://imgur.com/a/hQHYS

これを見ると1upZealotオーダーが開発され、猛威を振るった年末にProtossの勝率が上がったものの、1月に入るとすぐ逆転されてしまっています。
これはZerg側が1upZealotに対抗出来る、新しいマクロオーダーを研究出来たためと思われます。
特にDRGスタイルと呼ばれる、即3rdからのspeedup roach macrohatをしてからのLairに行くオーダーが1upZealotからのあらゆるオーダーに対応可能で、このオーダーが広まってから、Zergが大きく勝率を上げたように感じます。

 

しかし、年末から年始にかけて、NesteaそしてDRGはインタビューでPが強すぎると立て続けに答えています。
そして、最近TwitterでもProtossが強すぎるとも言っています。
http://www.teamliquid.net/forum/viewmessage.php?topic_id=308373

 

それはなぜか?
実は、1upZealotに対抗するために作られたDRGスタイルに対する強烈なアンチオーダーをProtossが用意してきたからです。
それはTwitterでDRG、NesteaがFF強い、と言っているようにFFを活用したオーダーです。

具体的な流れとしては、1up4GWからのZealotプッシュを入れてRoachを作らせ、その後GWを追加してRoachのアンチであるFFを使うために大量のsentryを生産し、プッシュする。
そうすると、Roachは手も足も出ずに殺されてしまうわけです。
このオーダーは大きなイベントだと、GSL Ro32 MC vs Leenockで使用されMCが勝利しています。
また韓国のオンライントーナメントでも、これに似たオーダーを数回使用されたのを見たことがあり、それらも全てProtossが勝利しています。
それも、ギリギリの戦いではなく、Protossの圧勝という形で全て終わっているのが特徴です。
他にも韓国プロがストリーミングで使用しており、それらも見た限り、全てProtossが勝利しています。
それほどまでに強いオーダーなのです。

 

それ故にDRGもNesteaもProtossが強い強いと言い続けているのでしょう。
更に現在ProtossはTerranに対して強いというインタビューが数多く見受けられます。
このまま戦略の革新が起こらなければ、来シーズンのGSLはプロトスの春が訪れることになるでしょう。